嫌われる勇気

実は私、現在闘病中でして、カウンセリングを定期的に受けているのですが、
(というとある程度何の病気かわかっちゃいそうですが)
そのカウンセリングの際におすすめ?されたので、本屋で買ってしまいました。
ちょっとタイミング遅めですが、お付き合いください。

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嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え -
岸見一郎・古賀史健・著、ダイヤモンド社(2013)

2013年に出ていた本なんですね。
じわじわと人気が出て、今(2016年時点)では34版です。
すごい!

では、この本の特徴と感想などをつらつらと…

1. 対話型

哲学といえば、対話
ソクラテスの時代から、対話によって深められてきました。
そういえば論語も対話型ですよね。

本書では、ある哲人と青年との対話形式で書かれています。
世界はシンプルで、人はみな幸せになれると語る哲人。
世界は混沌に満ち、人は過去に縛られていると考える青年。
視点は完全に青年側で、哲人の語ることに対する疑問や、
怒りや、衝動的な言葉を率直に載せています。
(最後の最後は青年が異常に物分りがいいなぁと感じましたが…)

青年のおかげで、読者はより哲人の教えに親しみやすくなっています。

2. アドラー心理学のテーマ


本書を通じて、アドラー心理学の考え方を知ることができるわけですが、
私が大事だと思ったのは、次の3つです。

・人は存在レベルで社会に貢献できる
・人は「今、ここ」に生きるべきである
・褒められるから、怒られるから、好かれるから、嫌われるからという理由で行動を選ぶべきではない

これらのテーマは、ぜひ本書を読んで知っていただきたいと思います。

3. で、私はどうするか


私は、研究者として、大学・大学院・社会人と過ごしてきました。
やはり研究職は狭いコミュニティーの中で働くので、
あの人にどう思われてるかな…とか、
みんなにけなされるんじゃないかな…とか
思って何も言えなくなったときがありました。
そういうときは、周りの人みんなが敵に見えたし、
何て怖い世界なんだと思っていました。

社会人になって、3ヶ月間、工場の現場で研修を受けました。
そこでは、一人ひとりが、働いているというだけで認められていて、
それぞれの個性が生きていて、素敵な職場でした。
けなされることを恐れる心配もありませんでした。
立場の違いはあれど、みんなが平等で、
互いに敬意を払って、対等に話をすることができました。

今思えば、その現場での体験が、
アドラー心理学的な社会にいちばん近かったかなと思います。

その職場を作っていたのは、制度とか、決まり事ではなく、
人でした。

だから、私も、今の職場で、アドラー心理学的な環境を作りたい
という夢を持つようになりました。



まぁ、休職中なんですけどね。。。

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