本書は、いわばその走り的存在。
ビジネスの現場でも雑談が大事であることを説いたのは、
本書が初めてではないでしょうか。
(間違ってたらごめんなさい)

雑談力が上がる話し方―30秒でうちとける会話のルール -
齋藤孝・著、ダイヤモンド社(2010)
1. 雑談力はなぜ大事か
雑談した人のことは、何となく覚えてたりしませんか?
あるいは、親しみを覚えたり、この人こんな人なんだ、とか、
話したことなかったけど、いい人じゃん、とか。
だから、ビジネスの場でも、日常生活でも、
雑談力は大事なのです。
2. 雑談力を高めるには
まずは雑談について正しく認識することが必要です。
雑談は、オチなし、結論なしでOK。
むしろ、オチや結論があったら、そこで終わってしまいます。
次に、ネタを仕入れておくこと。
相手が好きそうなこと、興味ありそうなことを、
ポーンと投げ入れる感じです。
だから、それについて一家言あるんだ!
とならなくてもいいんです。
「最近流行ってるらしいアレ、どうなの?」
くらい、釣り針程度でいいのです。
そして、相手7:自分3くらいの割合で話す。
コントロールしすぎず、されすぎず。
これは勉強になりますねー。
3. でも雑談力ってやっぱり加減大事だよね
ここからは完全に感想なのですが…
雑談力に限らず、物事は加減が大事だと思うのです。
本書では、電車がトラブルで止まった時の車内で、
同じ境遇の仲間同士雑談することを提案しています。
でも、それってさすがにうっとうしくないですか?
あと、宅急便の人が、自宅に飾ったちょっといい絵に言及してくれないと嘆いています。
でも、家の中のものまでネタにされたら、怖くないですか?
齋藤先生はそういうの平気なのかもしれないですが、
平気じゃない人もいるよね、と思いました。
何事も、バランスが大事。
以上、今日の結論でした。
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